用語解説
新NISAとは、2024年1月から導入された新しい少額投資非課税制度のことです。従来のNISAとつみたてNISAを統合し、大幅に内容が拡充されました。最大の特徴は、口座開設期間の恒久化、非課税保有期間の無期限化、投資枠の大幅拡大です。
新NISAは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つで構成されており、併用可能です。年間投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で、合計360万円まで投資できます。生涯を通して1,800万円（成長投資枠のみ利用の場合は1,200万円）までの投資元本に対する運用益や配当が無期限で非課税になります。
対象者は18歳以上の日本居住者で、金融機関で1人につき1口座まで開設可能です。つみたて投資枠では長期積立・分散投資に適した投資信託が対象となり、成長投資枠では上場株式や投資信託などに投資できます。売却時には翌年にその元本分の非課税枠が復活する特徴もあります。（ただし、2024年～2028年までの売却分は、実質、2029年以降に再利用可能となります。）
政府は「資産所得倍増プラン」の一環として、NISA総口座数3,400万口座、買付額56兆円の目標を掲げています。